まずは、これまで私及び父親が購入した201系に関することが書かれている書籍紹介です。
1.鉄道ピクトリアル No.666 1999年3月号 電機子チョッパ車の30年内容充実度:☆☆☆☆
(説明)
201系を本格的に知るには、電機子チョッパというメカニズムから学ばなければ成りません。この電機子チョッパを先駆けて投入したのは営団地下鉄(現:東京メトロ)で、この号のピクトリアルは主に営団地下鉄でのことが中心に書かれていますが、電機子チョッパの機器を設計された方々の苦心が読んでいる私にも伝わってくる内容でした。
2.鉄道ピクトリアル No.774 2006年4月号 201系・203系電車内容充実度:☆☆☆☆☆
(説明)
私が把握している限りでは、ピクトリアル誌では「1996年2月号 中央快速」特集以後201系について細かく紹介していなかったからか、本屋さんで初めてこの雑誌を読んだときかなりの衝撃を覚えたのを今でも昨日のように覚えています。電機子チョッパ特集ではあまり触れられることが無かった、国鉄側から見た電機子チョッパ車開発過程を読んでいたとき、営団とほぼ同等の苦労を国鉄はしたのだなぁと思いました。
特に稲岡誠二さん・芳田あきらさんが執筆された『201系・203系電車 研究詳説(P.46〜P.61)』には、車両の各部分の写真や解説もさることながら登場当時の時代背景・新聞報道まで紹介されているのは、他の雑誌では中々真似できない紙面の作り方だと思い、文章を読んでは改めて気付かされる事ばかりでした。
3.鉄道ピクトリアル No.796 2007年11月号 中央線快速電車内容充実度:☆☆☆☆☆
(説明)
正直な事を言うと、今の時期にピクトリアル誌が中央線快速電車特集を組まれる事にあまりいい印象は持っていませんでした。この理由は、購買数を上げるべく実車の引退間近に撮影地ガイドと共にあまり詳しくない車両解説を掲載しているRailMagazine誌の二の舞になってしまうのではないかと思ったからです。
愚痴はこれくらいにして…。
まずは、No.774以降201系についての話題をピクトリアル誌上でレポートされている石田敦巳さんが『中央線に残る201系の今』という項目を執筆され、前回の特集以上に中々気づかなかった点を紹介していただきました。また、稲岡誠二さん・音田勉さんの『首都圏の201系電車運転史』という項目は、国鉄時代からJR時代に掛けての201系についての説明や、ATS-Pが急ピッチに取り付けが進められていた時期の貴重な編成表が掲載されているなど、前回の201系特集とはまた違った角度から書かれていました。
結局、私が不安に思っていた事は払拭されたようで…。雑誌の編集の切り口によってはこんなにも違うのかということを改めて知らされました。
4.とれいん No.391 2007年7月号 201系からE233系へ総入替が進む中央快速線内容充実度:☆☆☆☆
(説明)
とれいん誌では、単に201系とE233系だけを紹介するのではなく、かつて中央線を走っていた山スカ・山ゲタの71・72系や、クモニ83・クモユニ82+115系の写真…といったボリューム満点の内容を伝えてくれています。
更には、201系の現有編成一覧から廃車予定編成の紹介、201系、E233系の図面・自重が掲載されているのは、まさしく車両考察に打って付けだと思います。(201系の自重が紹介されているのは、国鉄車両形式集やピクトリアルNo.774です。)
これは余談なのですが、軽量車両の先輩である10系客車と現代の軽量車両の代表であるE231系の車両考察の記事を掲載しようと思ったときにネックになったのは、E231系の自重が書かれた雑誌を我が家には存在しませんでした。
我が家に存在するピクトリアル誌でも209・E231系特集が組まれましたが、この雑誌では一切自重については触れられていないことから、自重に関してはタブー事項なのかな?なんて思いましたが、E233系に関しては紹介されたのでよかったと思いつつ、E231系の自重に関しても知りたいなぁと思いました。
5.鉄道ファン No.526 2005年2月号 201系四半世紀の歩み内容充実度:☆☆☆
(説明)
これまでの鉄道ファンの車両形式特集に比べては、どちらかとピクトリアル寄りの編集がされている内容だと思われます。
201系が開発される前の過程から、導入された路線区で起こった出来事まで事細かに書かれています。個人的には、この雑誌が発売された直後くらいの中央快速線の時代に戻ってくれればなぁと思うのですが・・・。時代の流れは逆らえないですね。
6.JR電車ライブラリー5 通勤形電車内容充実度:☆☆☆☆
(説明)
201系だけでなく101系からの国鉄型車両や901系といった車両が掲載されています。この本が編集され出版された年は、民営化間もない頃であったので、特快表示幕がまだサボ式であった時代の頃の写真を見ると・・・。このような姿の時もあったなぁと思い出させてくれます。
7.国鉄車両形式集・5 直流系電車 通勤編内容充実度:☆☆☆☆☆
(説明)
国鉄が分割民営化されることになり、広田尚孝さんが全国各地の車庫や駅で撮影された写真を、各系列毎にまとめられた8冊に及ぶ本のうちの1冊です。この中で201系は、先日KATOから発売されたオリジナルの姿の頃でした。まだこの頃の201系900番台は先頭に出て走れる時代だったんですよね。
つい先日、国鉄分割民営化20周年で再販されました。それまで、かなりのプレミア価格で取引された本が手ごろな価格で購入できることは、我々鉄道ファンにとって非常に良い事ですが、20周年経った今この当時では新車として掲載されていた車両も第一線から退いている姿を比較してみると、20年という時代の長さは長いものなんだと改めて思い知らされた感があります。

次回は「私にとっての201系とは?」という角度から記事を掲載したいと思います。